【結婚の歴史】
「結婚」は日本でも古くから、それに関する儀式はありました。
しかし欧米スタイルの「結婚式」が導入されるようになったのは、明治時代からです。
女性の憧れである「ウェディング」の歴史についてみていきたいと思います。
■ 日本では「通い婚」が基本
日本では平安時代から「通い婚」が主流でした。
男性が女性の元へと通い、それが三日三晩連続すれば現在でいう「婚姻」の状態になりました。
通い続けたことを公表する意味合いのある「露顕(ところあらわし)」という儀式があり、これが現在でいう「披露宴」にあたります。
しかし日本では欧米のように、神の前で宣誓する「結婚式」の儀式はそれほど明確にされていませんでした。
■ 安土桃山時代~明治時代
安土桃山時代に入ると、ポルトガル人との交流が深まっていきました。
その際に「結婚式のない日本の婚姻」は、欧米人の目から見て非常に奇妙に映ったようです。
江戸時代に入ると、「床には神が宿る」という考えから、現在でいう「神前式」のようなスタイルが確立していました。
明治時代に入ると、自宅で結婚式を行う人が一般的となりました。
■ ウェディングドレスは白ではなかった!?
日本の結婚式の和装で「白無垢」があります。
「白」は純潔さの象徴です。
現在では白いウェディングドレスが花嫁の象徴ですが、実は欧米で白のウェディングドレスが着られるようになったのは、1500年に入ってからだと言われています。
結婚式における「衣装」は古代ローマ時代からあったようです。
純白無垢を表す白の衣装を着用していたようですが、どちらかといえば当時の一般的な衣装の色は「黄色(サフラン色)」でした。
またドレスよりも「ベール」のほうに重きが置かれていたようです。
ベールは「処女性」を表し、必ず着用されていたようです。
さらに中世ヨーロッパに入ってからはベールに黒のドレスが結婚式で主に着用されていました。
しかしスコットランドの女王メアリ・スチュアートが白のウェディングドレスを着用したことにより、貴族階級で白の衣装が一般的になっていくのです。
■ 現在とは少し異なった慣習
中世ヨーロッパでは白の純白ウェディングドレスが一般的になりましたが、これを着用できるのは処女のみでした。
処女でない女性は色の付いたドレスを着用していたようです。
また格式高いカトリック教徒の教えもあり、ドレスは肌を露出しないタイプが多かったようです。
今のビスチェタイプのようなものではなく、長袖が主流でした。